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トラック運転手の仕事内容

2020/10/21
トラック運転手ってどんな仕事…?これからトラック運転手への就職や転職を目指す方向けに、出発から帰社までのトラック運転手の業務内容を運送距離別(短距離・長距離)に分かりやすく紹介します。
トラック運転手の仕事内容
長距離のトラック運転手は片道300キロ以上の運行になりますので、1日で完結せずに日をまたいだ業務になるのが特徴です。短距離のお仕事は地場配送とも呼ばれ、一般的に200キロ以内の場所への配送を指します。拠点から拠点への配送を複数回行うお仕事や、お店への配送、また個人宅への配送など様々です。近隣エリア内での仕事のためその日に帰れる仕事が多いのが特徴です。
出社から出発まで
出勤したら配送ルート等その日の仕事内容の確認を行います。積み込み先や荷下ろし先の確認、また休憩をどこで取るかなども確認します。その他トラックの点検やアルコールチェック、健康チェックもあります。全ての準備が終わったら出発です。休憩場所によってはトラックで昼食を取る事もあり、出発前にお弁当や飲み物を作ったり、コンビニで事前にお昼を準備するドライバーもいます。準備が整ったら積み込み先へ出発します。
自社倉庫や工場からの出発の場合は積み込みが完了したら荷下ろし先へ出発します。
積み込み先到着、荷積み
積み込み先に到着したら荷積みをするのはトラック運転手のお仕事です。(※)大型トラックの場合、フォークリフトを使用して荷積みをすることが多いため、フォークリフトの資格も必要です。短距離の場合は手積み(バラ積み)が多く、その場合はフォークリフトを運転できなくても問題ありません。
倉庫を持っている企業は空のトラックで積み込み先に行かずに荷積みまでの準備が完了してから荷下ろし先へ出発する仕事もあります。
企業間の契約によって異なりますが、多くの場合はトラック運転手のお仕事です。
荷下ろし先へ出発
荷積みが完了したら荷下ろし先へ出発です。長距離ドライバーは荷下ろし先が少ない事が多いため短距離と比較してシンプルな運行予定になります。一方で短距離の場合は荷積みと荷下ろしを1日に複数回繰り返す仕事もあります。短距離の場合はこの荷積みや荷下ろしの効率化がとても重要です。
効率的に仕事をするために
荷積みや荷下ろし先での待ち時間(待機時間)が長くなり、拘束時間が長くなってしまう課題を多くの企業が抱えています。現在のトラックにはタコグラフ(運行を管理するもの)が装着されているため、速度超過をして時短しようとすると会社にばれてしまいます。(もちろん速度超過はいけません!)
速度を上げて時短をする事は出来ないため、1日に複数回荷積みや荷降ろしがある仕事の場合はいかに早く正確に行うかが重要になります。積む順番を一つ間違えただけでも荷下ろし先でとても苦労します…。効率的に下ろす事も考えた積み込みが重要ですね。
帰社
全ての予定が完了したら帰社となります。短距離ではその日に帰社できますが、長距離の場合は数日かけて1つの仕事を進めるため、月曜日に出発して帰社が水曜日や木曜日になる事もあります。安全運転は健康であることが大前提ですので、退社後の休息時間はしっかりと体を休め次の仕事に備えます。
トラック運転手の勤務時間(労働時間)について
労働時間は長距離と短距離で異なりますが、同じ短距離でも運ぶものによって違います。例えばスーパーに食品を運ぶ仕事の場合、開店前に納品をするため、朝早く荷物(商品)を届けなければいけません。荷積みを早朝に行う企業もあれば、前日の夜に行う企業もあります。個人宅への配送で早朝シフトと昼からの二部制で分かれている企業もあり、トラック運転手の勤務時間は固定でない事が一般的です。
休憩時間や休息時間
連続運転時間は限られているため、途中で休憩を取らなければいけません。(※1)いざ休憩を取ろうとサービスエリアに入っても、駐車場があいていない場合もあります。何処で休憩を取るかの目安は出発前にいくつか候補を考えておきましょう。
また、1日の拘束時間(※2)も法律で定められているため、必ず休息を取る必要があります。詳しくはトラック運転手(ドライバー)の労働時間の決まりは?のコラムで紹介してますので合わせてご参考ください。
職種や業務内容別での仕事内容についても興味がおありの方は、運送業界の仕事内容ってキツいの?で詳しくご説明しておりますので、是非チェックしてみてください!
1日の拘束時間の限度=13時間、15時間を超えるのは週に2回が限度、延長も可、しかし最長でも16時間
これからトラック運転手を目指す方へ
これまで紹介してきた通り、トラック運転手の仕事内容は物を運ぶ(運転)だけではありません。荷積みから荷下ろしまで行う事が一般的ですので、運転免許だけではなくフォークリフトの資格も求められることも多いです。また、大型特殊自動車免許があると便利な重機を運ぶ仕事もありますし、建築資材を運ぶ場合は玉掛やクレーンの資格が求められたりします。
トラック運転手の就職や転職を検討されている方は、目指している仕事でどんな資格が必要なのか調べる事をおすすめします。
「就職(転職)を考えているけれど、何から準備すれば良いのか分からない…」という方はお気軽にご相談ください。
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